電話魔もコワイよ②
つづきじゃよ~
はじめの内は、船に乗せてもらった日だけだった船長Bのワンギリが、次第に、そうでない日にも掛かってくるようになり、そして、あっという間に毎日掛かってくるようになった![]()
仕方なくワンギリに応えれば、『おう!仕事から帰ったか?』、『ワシはもう夕飯喰ったぞ。ねーちゃんは喰ったか?』、『父ちゃん母ちゃんは元気か?』、『選り好みしてないで早くヨメに行け』、『今ねーちゃんのマンションの前の道を散歩してるからベランダに出て手を振れ』、『ワシは寝る』等々と、緊急性も必要性も全くない100%どうでもいい話ばかり
しかも、話題らしい話題もないから、毎日ほぼ同じ内容
元々、電話好きとはいえない性格のオレサマにとって、こんな電話の相手を連日させられるのは苦痛以外の何物でもない![]()
意味のない会話もさることながら、こちらの都合など全く考えず気ままに掛かってくるワンギリで、オレサマの時間を細切れにされる事にもヘキエキ![]()
どうでもいい電話に邪魔されたくない旅行や飲み会に行く時は、予め知らせておけば、当然遠慮してワンギリはしてこないだろうと思って予定を知らせても、全くお構いなしにしつこくワンギリが掛かってきて『どうだー?楽しんでるか~?』ときたもんだ![]()
いくらタダで船に乗せてもらっているとはいえ、こんな非常識な電話の相手を、ここまでしなくてはならない義理があるだろうか?
どうせワンギリなんだから、相手をしたくない時は折り返さなきゃいいや!と思って、ワンギリを無視すれば、こちらが音を上げて折り返し掛けてくるまでワンギリを繰り返し
ゲンナリしつつ仕方なく折り返せば『とっとと掛けてこんかゴルア!!
』てな調子で、何言ってるか分からん位の剣幕で罵声を浴びせられ
『はあ…
で、何かご用ですか?』と訪ねれば『お?おう!夕飯は喰ったか?ワシは喰ったぞ』などと、糞クダラナイことを言う![]()
ケータイが鳴ること自体が苦痛になり、電源を切って放置しておけば、ナゼ折り返し掛けてこないかとナジる罵声を留守録に入れまくる始末だし![]()
正直、我慢の限界です。
船には乗せてもらいたいけど、このままでは神経が参ってしまいそう![]()
この際だ。思い切って、電話が苦痛だと伝えよう。
連日、日に何回も電話の相手をさせられては、生活が寸断されて迷惑だから遠慮してほしいとお願いしよう!
言葉を選んで、礼儀正しくお願いすれば分かってくれるハズだ!と、そう思い、船長Bに電話を掛けた。
船長Bは『そうか』、『そうか』とオレサマの話を神妙に聞き、『それはスマンかったな』と言ってくれた。
ので、あー!良かった!これで開放される!もっと早くにこうすれば良かったよー!と喜んだ。
のも束の間
ほんの数分後、船長Bからワンギリでない着信が入り、え?さっきの今でいったい何事?と思って出てみると、『へっへっへー!掛けてやったぜ!!』だって
『はあ!?
用があるんじゃないの!?
用もないのに掛けないでって言ったでしょう!?
』、『何が掛けるなか!?
何で掛けたらイカンのか!?
』……何でって![]()
迷惑だって言ってるのに、理解出来ないのか??
てか、どんな神経してたら、掛けるなと言われても掛けられるのかサッパリ分からん!![]()
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このジーさんオカシイよ!!
と思ったその時になって、ハタッと、師匠Aが船長Bのケータイを着信拒否にしていたのを思い出し
そうか…師匠Aも船長Bの執拗な電話に悩まされ、着信拒否するに至ったんだな…と悟った![]()
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止めてくれと言って止めてくれるような相手なら、師匠Aも着拒になんかしなかっただろうし…船長Bめ…電話魔とかケータイ依存とかいう人種に違いない…
という事は、この迷惑電話から逃れるには、私も着信拒否にするしかないという事だな。
と思ったが、やはり、それまでお世話になりまくっている船長Bだから、イキナリ着拒は躊躇われたので猶予を持たせることにして、『1週間経っても電話を控えてくれないようなら着信拒否にするからね!』と宣言。
したが、当然のようにその1週間も、まったく途切れることなく、船長Bはワンギリや通常着信を繰り返し、出なければ留守録に喚きまくった![]()
そんな船長Bの言動に、これは本気でヤバイ人種かも…
と思い始め、出来ることなら即、着拒して逃げたかったが、筋は通さねばと思い、日に1回だけ着信に応え『マジで、あと○日で着信拒否にするからね』と言い続け、1週間後『じゃあこれで着信拒否にするから』と宣言して、船長Bのケータイ番号を着信拒否にした。
オレサマの時間に静寂が帰ってきた![]()
嗚呼!ケータイ着信に邪魔されずにTVを見れるって、ゴハンを食べられるって、ス
バ
ラ
スィ~イ![]()
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と、喜んだのもほんの数日![]()
そんな事情を知らない釣り仲間から、オレサマ宅の固定電話の番号を聞き出した船長Bが、今度は家の電話をジャンジャン鳴らし出した![]()
ぎえええええ![]()
![]()
ガクゼンとしつつ受話器を取ってみると『へっへっへー!どうじゃ!?また掛けてやったぞー!はっはっはー!!』だって
ブチッとキましたよブチッと![]()
『イイカゲンにしろよ
この糞ジジイがー
迷惑だってのが分からんかー!?
』と怒鳴りましたよワタクシ。したら『へっへっへー元気そうじゃないか。また電話してやるからなー
』だって
はーいー?![]()
それからというもの、どんなに罵声を浴びせてもゼンゼン意に介さず、船長Bはオレサマの家の電話を鳴らしまくり
無視すれば留守録に喚きちらし
留守録に入れられるのも鬱陶しいので、呼び出し音が鳴ったら速攻受話器を取って切るというのを繰り返しても、まるでそれを面白がるかのように掛けまくってくるわで
も~
腹が立ち過ぎて気が狂いそうだったよ![]()
で、これは、電話だけでなく、付き合い自体をなくしてしまわなければ治まらないぞ!と判断し、船長Bの船に乗船するのをヤメ、船釣りに行く時は他の船長を頼ることにした。
のだが、海に出ればどうしても海上で顔を合わせてしまう
その結果、他の船に乗る度に『他の船にばかり乗って
ワシの(操船の)腕が悪いとでも言うのかー!?ああー!?
』と、家に押し掛けて来て玄関先で喚き散らす始末
近所迷惑ノオオオオ~![]()
![]()
そんな事が数回あり
これはもう、とにかく船長Bの視界に入らないようにするしかない!!
と判断し、以来プッツリ釣りはヤメた。
マゴチの季節になろうが、タコ釣りが楽しい季節になろうが、アラカブの味噌汁が恋しい季節になろうが、とにかく釣りには行かない!他の船長から乗船のお誘いを受けてもとにかく丁重にお断り。を貫いてたら、サスガに思うところがあったか、船長Bが固定電話を鳴らす回数が減ってきた。
のだが、オレサマ不覚
何も考えずにケータイをノキアに機種変したら、なんと!ノキアには、日本の携帯のようにワンコールもさせずに着信拒否する機能がなかった![]()
オレサマに着拒されてからもケータイに掛け続けてたらしい船長Bは、ある日突然オレサマのケータイの着拒が解け、コールするようになったものだから、電話拒否が解けたと勘違い
猛然とケータイ鳴らしを再開
そして、コールさせずに拒否する方法はないかと模索する内にウッカリ受話してしまったオレサマに向かって『おー!ねーちゃん久し振りじゃのー!機嫌は直ったかー?
』だって
機嫌は直ったかじゃねーよ
機嫌は直ったかじゃー![]()
てか、ノーキーアー![]()
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そんなこんなで、一時は減少していた電話を鳴らす回数がまたまた増加
しかもケータイと固定電話両方![]()
もう、NTTとソフトバンクに有料の番号指定着信拒否申請するしかないなと思うに至ったが、なんでこんなことの為にビンボーなオレサマが金を使わなきゃならんのだ!?と思うと、あまりの腹立たしさに、ケーサツに相談してやろうか
とも考え始めた。
が、やはり、公的機関に訴える前に、船長Bの家族に相談するべきだろう。
船長Bの奥さんに現状を訴え、オレサマのケータイと家の電話番号を船長Bのケータイから消去してもらい。尚且つ、頻繁にケータイの発信記録を監視してもらう
これが一番の解決策だ!!
とは思うのじゃが、これを実行するには、オレサマの抱える『ええ歳して独身女』という要素が、おかしな作用をしてしまう危険性が伴う![]()
言い方を誤れば『あんたー
こんな行かず後家に電話しまくってどういうつもりなんねー
』と、あらぬ方向に話が進み、家庭不和とか熟年離婚に発展しないとは言い切れない
そんなド修羅場に巻き込まれるのは真っ平ゴメン
なので、ううー
船長Bの家族の誰か気付いてよー
助けてよー
と思いながらも、実行出来ぬまま苦痛の日々を送っていた。
が、ある日、チャンスは突然やってきた![]()
仕事から帰宅するべく歩いていると、横にクルマが止まりクラクションを鳴らした。
見ると、ハンドルを握るは船長B、そして助手席には奥さん!!今だ!!今しかないっ!!![]()
と、瞬時に判断したオレサマは、オクサマが見る前で、船長Bに対して露骨に嫌なカオをし、会釈もせず一瞥しただけで歩みを進めた。2・3歩進んだだけで入ったケータイ着信もモチロン無視!後は全てをオクサマに託し(笑)そのまま振り返りもせず足早に立ち去った。
効果はテキメンであった(笑)
その時を境に、ケータイに船長Bから着信が入ることがなくなった
ブラボー!![]()
固定電話への着信はなくなりこそしなかったが月に1・2回に減り、無視しても続けてシツコク鳴らすようなマネはしなくなった
ワンダホー![]()
![]()
船長Bとオクサマの間で、どんなヤリトリがあったかと思うと恐ろしいが
とにかく、ありがとうオクサマー![]()
電話を止めてほしいとお願いしてから、この状態を手に入れるまで、なんと!1年半だよ1年半!長かった~
電話魔恐ろし過ぎるよ
もう二度と、こんな目に合いたくないっす![]()
てなワケで、ミナサマも電話魔には御用心くださいませね!はーくわばらくわばら!
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